【イベントレポート】ただ聴くだけじゃない。世界からの視点と矢野の記憶が交差した、第4回「原爆の事、戦争の事を語る会」

とても暑い日が続く、令和8年7月30日、天畠家(てんばたけ)で、「原爆の事、戦争の事を語る会」を開催いたしました。
当日はNHK東京や中国新聞の取材も入る中、大変厳しい暑さだったにもかかわらず、約20名もの皆様にお越しいただき、スタッフ一同心より感謝しております。
4回目を迎えた今年は、「ただ悲惨さを聴くだけでなく、もっと自分事として深められないか」という思いから、内容を大きく一新いたしました。意識の高い皆様が集まり、これまで以上に特別で熱気あふれる会となりました。
世界を見てきた八幡さんと、受け継がれる想い

前半は、今年も講師としてお迎えした原爆語り部の八幡照子さんに、「世界の人々はヒロシマや戦争をどう捉えているのか」というテーマでお話しいただきました。海外で講演されてきたからこそ見えたリアルな反応や認識の違いを知ることで、参加者の皆様も平和への考え方がより多角的に広がったのではないでしょうか。
そして今回は、海外からお越しになられた八幡さんのお孫さんも同席してくださいました。「祖母の語り部を引き継ぎたい」と真剣に考えられているお孫さんの姿に、世代や国境を越えて平和への想いが受け継がれていく力強さを感じ、会場全体が深く感動に包まれました。
地元・矢野の記憶と、これからの未来を語り合う

後半は、今回の目玉でもある参加者全員での「自由討議」を行いました。
これが本当に素晴らしい時間となりました。八幡さんのお話を聞くだけでなく、参加者様ご自身の被爆体験や、地元であるここ矢野での戦争当時のリアルな体験談が次々と語られました。矢野にも、戦争のつらい体験をされた方、伝え聞いた方がたくさんいらっしゃると、皆様で深く共有できた貴重な瞬間でした。
それぞれの経験に基づいた意見や感想が活発で、お互いにとって大変勉強になる時間となりました。参加者の皆様の熱心な姿勢には、八幡さんご自身も「私自身が大変勉強になった」と感激しておられました。
原爆投下翌日から療養所だった「天畠家」で語り継ぐ意義


会場となっている天畠家は、原爆投下の翌日から被爆された方々の療養所として使われていた歴史があります。令和の時代になっても、この命が繋がれた場所でこのようなお話を続けていく意義は大変大きいと、私たちスタッフ一同も改めて実感いたしました。
終了後、八幡さんからは「来年以降もこういった会をぜひ作ってもらいたい」という、大変嬉しいお言葉をいただきました。
これからも、もっと参加者の輪が広がり、様々な世代の人々が集まって本音で語り合えるような場に育てていきたいと考えております。ご参加いただいた皆様、そして貴重なお話をしてくださった八幡さんと参加くださったお孫さん、本当にありがとうございました!
開催概要
2026/7/30(木)開催「原爆語り部『八幡照子』さんと『原爆の事、戦争の事』を語る会」
日時: 令和8年7月30日(木)10:00 〜 11:30
会場: 天畠家(てんばたけ)
参加費: 無料
プログラム:
一部: 八幡さんの基調講演(世界からの視点)
二部: 参加者の自由討議(これからの時代、この国はどうあるべきか?)
対象: 小学生〜大人まで
講師: 原爆語り部 八幡 照子さん

